はじめての葬式仏教

お寺

お寺の参拝方法

最近では御朱印ブームもあいまって、伝統的な仏教のよさも見直されつつあります。

お寺への参拝手順

すでに会社をリタイヤして第二の人生を過ごす世代も、また日々忙しく仕事に明け暮れるサラリーマン世代にとっても、失われつつある心のよりどころとして、身近にあるお寺の静寂かつ荘厳な雰囲気には大いに惹かれるところがあるはずです。

 

明治以前の時代には神仏習合といって、神社と寺院が同じ境内に祀られていることが多く、現在でもしばしば隣接して存在しているケースがみられます。しかしその場合であってもやはり神社とお寺は別の存在であり、お参りをする際の作法なども微妙に異なることがあります。もしも除夜の鐘や初詣の時期、あるいは旅行の際などにお参りするのであれば、正しい参拝方法をしっかりと守って、せっかくの機会を有意義に過ごしたいものです。

 

まずはお寺の山門に着いた場合には、軽く一礼してくぐるのがよいとされています。山門は俗世との境界にあたるものであり、これから本尊にお参りするための第一歩を踏み出す場所です。会社の上司をはじめとして、他人の邸宅に招かれた場合の心持ちと同様に考えて、礼を尽くす意味があると考えればよいでしょう。

 

また最近ではバリアフリーの観点から、お年寄りや車椅子の人でも容易に通行ができるように外している場合がありますが、一般には山門の直下には敷居として横木がわたされています。これも結界の一種ではありますが、基本的にこの敷居を足で踏んで中に入るのは無作法なこととされています。昔からのしきたりとして、お寺に限らず門の敷居を踏むことは、その家の主人の頭を踏みつける行為と同じこととされていました。お寺であればなおさらのことで、結界を汚してご本尊をないがしろにするようなことですので、この場合は敷居をまたいで中に入ることになります。

 

また山門の両脇に仁王像などが守護として祀られている場合には、そちらにも手を合わせて進むとよいでしょう。

 

山門を入ると水屋・手水舎などが設置されていることがあります。手水は手や口をすすいで、ご本尊の参拝をする前に身を清めるためのアイテムといえます。手水を使う作法は基本的には神社の場合と同じです。備え付けられている柄杓を右手にもって、まずは左手に水をかけて洗い清め、そのあとで柄杓を左手に持ち替えて右手を清めます。また右手に持ち替えて、今度は左手に水を少し受けてその水で口の中をすすぎます。そのあとは再度左手を清め、柄杓を直角になるように立てて、柄杓の中に残った水で柄の部分を洗い流して、もとの位置に戻して終わります。もちろん寺院によってはこのような手水舎が設置されていないこともありますので、その場合はここはスルーして、参道をまっすぐ本堂のほうに向かいます。

 

本堂の前の参道の中心に大きな香炉が備え付けられている光景もよく目にします。このような香炉も実は手水と同様に、参拝する人の心身を清めるための目的があります。すでに香が焚かれている状態であれば、その煙を浴びて清めるようにします。あわせて灯明とよばれるロウソクが献じられていることもあります。これらはたとえば数十円や数百円といった志納金をその場で支払うことによって、線香やロウソクをいただけることがありますので、もしもその気があればここで線香やロウソクを奉納しておきます。なかには香炉の煙を身体のよくない部位に浴びることで健康になれるなどの言い伝えをともなっていることがあります。このような場合は香炉の前に人だかりができて混雑していることも多いようです。

 

こうしていよいよご本尊が祀られている本堂の前まで到着します。通常は手前に賽銭箱が設置されていますので、ここで軽く一礼をした上で、賽銭を静かに投入します。賽銭は仏様の恵みに対する感謝の意味での捧げものと、参拝者のけがれを移して祓い清める意味の両方があり、歴史的にはかならずしも金銭だけではなく、洗米などのさまざまな形態がありました。いずれにしても参拝の前にしておくとよいでしょう。

 

賽銭箱のほかにも、鰐口とよばれる金属製の平たい鈴のようなものが軒先に吊り下げられていることがあります。この場合は結んである紐を持って鰐口を叩き、ご挨拶をする合図をします。そのあとでご本尊に向かっての礼拝ですが、その際には神社とは異なり、胸の前に手を合わせて合掌するのが作法です。たまに仏前で柏手を打つ人がいますが、これは神社の参拝時の作法ですので、間違っても柏手を打つことがないように注意したいところです。

唱えることばも宗派で異なる

礼拝時に唱えることばとしては、浄土真宗であれば南無阿弥陀仏、日蓮宗であれば南無妙法蓮華経などが知られていますが、賽銭箱の脇などの目立つところにその他の文言が表示されている場合は、それに従うとよいでしょう。たとえば十一面観音や不動明王、地蔵菩薩などのご本尊の違いを踏まえて、サンスクリット語を訳したことばにあたる真言が添えられている場合があります。複数の札所を巡る巡礼の場合には、寺院ごとに異なる御詠歌を唱えることもよく行われています。

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