はじめての葬式仏教

お寺

檀家になっているお寺での17回忌と封筒にお礼を入れる際の注意点や御朱印・住職について

仏教の場合、故人が亡くなられてから何度も法要が行われることになります。例えば亡くなってから49日の四十九日やお盆などを思い浮かべる人も多いかもしれません。その他にも節目になる年には、年忌法要がおこなわれます。1年目の節目には一回忌がおこなわれます。この法要では僧侶に読経をしてもらい、参列者が順に焼香をするという流れになっていて、法要の後には揃って食事をするのが一般的です。そのような年忌法要の1つが17回忌で、もし檀家になっているお寺があればこのときにもおこなうことがあります。

17回忌とは?

そもそも17回忌とは何かと疑問に思う人もいるかも知れません。これは故人が亡くなってから16年目のことを指しています。勘違いをしてしまうケースもありますが1回忌が亡くなってから1年後であるため、17年後とはならない点には注意が必要です。そのような16年目の年忌法要は、亡くなってから時間が経っていることもあり近年ではおこなわないケースも増えています。以前と比べると、近年の日本でおこなわれるお葬式の規模は小さなものになっていることに気づいている人も多いでしょう。亡くなった方の家族や近い親族のみが集まって送り出す家族葬や、お通夜をおこなわないで1日だけでおこなう1日葬なども増えているものです。そして年忌法要も基本的には年ごとにおこなうとされていましたが、最近では七回忌以降の法要は省略されたり、規模を小さくして行ったりすることも少なくありません。16年目となる17回忌の場合も同様で、おこなわないケースもあります。いつまでおこなうかはもちろんそれぞれの家族によって自由です。

お布施を渡すときのマナー

そのような17回忌法要をおこなうときには、参列者は四十九日や一周忌のような喪服を着用するのではなく略礼服を来て集まることも多いです。しかし僧侶にお経をあげてもらい、参列者が順に焼香をするという流れは変わりません。もちろんお坊さんにはお布施を渡すことになります。このときにも四十九日や1回忌などと同じように渡してよいのか、それとも年月が経過した年忌法要の場合には渡し方が違うのかと疑問に思う人もいると思います。

お布施を渡すときには、当然の事ながらそのままお金を出すということはしないのがマナーです。丁寧にする場合には奉書紙で包んで渡すようになります。お札を半紙で包んだ後にさらに奉書紙で包むというスタイルです。とはいえ、奉書紙が用意できなかった場合には、白い封筒に入れて渡してもかまわないとされています。お札を入れる際には、人物の顔が描かれている方を上にして入れましょう。さらに封筒の裏側には住所と名前、そして金額を記入します。表書きにはお布施や御礼といった文字を書き入れ、その下には名前を描きます。

御朱印とは?

ところでお寺といえば、お葬式や法要などの時に檀家となっている寺院で法要をおこなうときにしか縁がないと思っている人もいるかも知れません。しかし御朱印を集めることを趣味としている人が増えている最近では、各地の神社を巡って収集をしている人がいるだけでなく、お寺を訪れて集めている人もいるものです。もともと御朱印とは納経したときにいただくことができる納経印のことでした。しかし今では、写経をして納めなくてもお参りをしただけで希望すればいただけることが一般的になっています。お参りに訪れた記念として御朱印を貰うためには、寺務所や納経所などに行きお願いをする必要があります。その際には、御朱印帳の書いてほしいページを開いて渡すようにしましょう。受け取る時には両手で受け取りお礼を伝えます。代金を渡すときには、おつりが無いように丁度の額を渡すようにするとスムーズです。それぞれのお寺によってデザインや書かれている内容が違うため、アートのように思われるものがいただけることもあります。筆文字の美しさや色合いの美しさは、見ているだけでありがたい気分になることもあるものです。これから何か趣味を持ちたいという時には、御朱印集めをしてみてはいかがでしょうか。お寺によっては住職によるこだわりが感じられる個性的な御朱印をいただける可能性もあります。

住職、僧侶、お坊さんの違い

寺院によって様々な住職がいらっしゃいますが、そもそも住職と僧侶、お坊さんとはどのような違いがあるのかと思う人も少なくありません。さまざまな呼び名があるため意識して使い分けていなかったという場合もあるものです。そのような場合にはこの機会に知っておくことをおすすめします。まず住職ですが、本来は住持職と呼ばれる職名のことです。一つの寺院を代表する人・お寺を管理する人となっています。また僧侶とは、出家して修行をしている人を指しているのが特徴です。そのため住職は僧侶でもあるという事です。お坊さんという呼び名も、同じように出家して修行をしている人のことを指しています。宗派によっては住職にあたる地域の人の事を違う呼び名で呼ぶこともあります。

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