はじめての葬式仏教

火葬

伝染病により無くなっられた遺体の火葬時の取扱い

特定の病気に対する、予防や患者に対する医療に関する法律があります。その病気とは感染症のことで法定伝染病と指定伝染病の2種類があり、法定伝染病は赤痢やこれら猩紅熱などの11種類の病気、指定伝染病にはポリオとラッサ熱、腸管出血性大腸菌感染症の3種類で、発生すれば保健所への届け出が必要になります。

特定の病気に関する法律

その法律が平成11年4月1日から新しくなり、法定や指定などの分類をなくして1類から4類、そして新たな意味の指定伝染病と新感染症という6つに分類されました。1類はエボラ出血熱やペストなど感染すると重篤な状態になるので入院治療が原則となる病気で、2類は1類に次いで危険性が高いコレラや赤痢、3類には1類や2類ほどの危険性はなくても特定の職業制限や消毒などが必要となる腸管出血性大腸菌感染症が入ります。4類にはインフルエンザや発疹チフスなど多くの種類の感染症が含まれていて、発生状況などは全国民に公表され感染の拡大防止に努めなければいけない病気です。

そして指定伝染病は、以前からあった病気ですが1類から3類までには含まれていないもので、同じような対応をとらないと感染が広がってしまうという病気が加わり、新感染症は今までにあった病気とは症状が異なるような新しい感染症で、人から人に移る危険性の高い感染症が当てはまります。指定伝染病になると1類から3類に関する義務や措置などを定めた法律の一部を用いて、感染の拡大を食い止める必要があります。

これらのように人体に危険性が高いものか1類、2類と定められていて、4類はそれほど危険性は高くありませんが、それでも個人によっては重篤な症状になることもあるので、感染を防ぐために保健所への届け出が必要となります。そして1類から3類までの病気で亡くなった場合は、火葬することが義務付けられていて、中でも1類の病気なら24時間以内に行うものとする、とされています。

2019年末から2020年にかけて中国の武漢から発生し世界中に蔓延している新型コロナウィルスは、1類から3類に含まれていなかったのですが、2020年1月28日の官報で指定感染症として公表されました。そのように定められたことで、第31条の生活用水の使用制限や32条の建物の立ち入り制限、33条の交通の制限または遮断、第44条の2の実施する措置などに関する情報所公表、44条の3の健康状態の報告や外出自粛など感染を防止するための協力、44条の5の都道府県による経過報告ということが適用されることになりました。

また、新型コロナは1類から3類までの指定感染症として認定されたことで、死亡した後は火葬が義務付けられました。2類と3類に関しては24時間以内でなくても良いのですが、病気の流行り具合や重篤さによっては直ちに行うという指示が保健所の方から出ることがあります。

遺体の搬送に関しては、非透過性の納体袋で全身を収容して密封することが望ましいとされ、そのあと納体袋の表面を消毒し、そのままの状態で火葬するようにという政府から業者への要望があります。遺体の搬送時に非透過性の袋で密封されていれば、それ以上の感染予防策は不要で、遺族が搬送をしても良いとされています。またその場合で遺族が遺体に触れるときは、手袋等の着用も必要とされています。

遺体の搬送や火葬を行う業者の従業員については、必ず手袋をして血液や体液、排せつ物などが顔に飛散することがないよう不織布のマスクやゴーグルを使用し、衣服につくことがないようにディスポーザブルの長袖ガウンの着用が望ましいということです。

面会ができない

通常なら人が亡くなると24時間以内に生き返る可能性もあるといわれているので、遺体をしばらく自宅などに寝かせて、専門業者が体をきれいにしてから納棺して24時間経過してから通夜と告別式を行い、遺族や生前付き合いのあった方などの人々とお別れをしてから火葬場に送られます。

しかし新型コロナウィルスに感染して死亡をすると、遺体はできるだけ早く焼かなければいけないし、遺体であっても感染の恐れがあるので、遺族はお別れをすることも火葬に立ち会うこともできません。葬儀を行うなら遺骨になってから行われるということになります。

コロナにかかると、いくら高熱が続いても軽症ということで自宅や指定のホテルでの待機となります。呼吸がしにくくなってくると重症として扱われて指定の病院に入院となり、酸素吸入や人工呼吸器またはエクモなどの医療機器での治療が行われます。しかし入院の段階から、家族であっても誰も面会ができません。面会ができないまま回復せず亡くなった場合は、次に会うことができるのは骨になってからです。

気を付けたい感染症

日本中が知られるエンターテインメントが亡くなった時もそのように報道されていましたので、有名人だからという特別扱いもなくみな同じような状況になるのです。このようなことになるのは、亡くなる本人にとっても遺族にとってもとても残念なことなので、コロナにかからないように、また無症状でもかかっているかもしれないという自覚をもって人に移さないようにお互いに気を付けたいものです。

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