お坊さんの年収がヤバイ！坊主の特権や稼ぎ方
お坊さんの年収は一般と比べると非常に高額なものとなることが少なくありません。場合によっては1億を超える場合もあり、これはすべて檀家やその他の寄付と、法事や法要の収入から成り立っています。しかも実際の収入に関しては一般よりも多くの利益を上げることができるからくりもあり、実際の収入以上に多くのお金を手にしていると言うことも多いのです。
お坊さんは儲かる？
収入源である法事や法要に関しては正当に働いていたものとなりますが、現在の法律ではこれに関しては消費税が発生するため通常の取引となります。一方、お布施や寄付はその内容にもよりますが、対価が存在しているものではなく売買等の取引でもないため、消費税は発生しないことが多いのです。ただし一般的に収入となることから所得税は発生すると思われがちですが、これに関しても非常に優遇された制度があるため実際には一般に思われるほど税金が徴収されていないことからその利益が非常に大きいのです。
多くのお寺は宗教法人となっており、この組織は社会貢献の度合いが非常に大きいためにその税金が優遇されています。一般のサラリーマンなどが所得を得て支払う税金とは全く異なり、基本的にその全てが必要経費で処理されることも多いため実際には税金面では非常に優遇されることとなります。そのため、一般に収入が大きい場合には多額の税金を納めることになり、実質手元に残るお金はかなり少なくなってしまうことになるのですが、宗教法人の場合にはこれが優遇されていることから多額のお金を手にしていることになるのです。
また財産の面で言うと現金よりも資産が非常に多いのもお坊さんの特徴で、例えば墓地やその他の必要な土地などは檀家からの寄付金で賄っていることが多いため、その分は自分のお金を使わずに手に入れていることになります。またこれらの土地も墓地やお寺の建物など公的に利用する目的で建築されていることになるため、固定資産税も非常に優遇されているのです。このことから、一般とは異なり多額の資産を持っていながら税金面では非常に優遇されていると言う点が特徴となっています。
中にはこの高い利益にかまけて土地を購入したり、資産運用をすると言う坊主もいます。そのため、他人のお金で豪遊をしているとか、高い利益を得ていると考えられがちなものです。これは仏門と言う最高の価値を求める世界ではその感覚が麻痺してしまってていることの象徴とも言えるものです。本来仏門では俗世間の価値観に関係なく、高くても悪いものは悪いと考える風潮があり、逆に安くても悪いものはいけないものと考える風潮があるのです。
多額の費用が必要な事も
このような利益につながる様々な特権を持っているお坊さんであるため、これを利用して自分の財産を増やそうとする人も少なくありません。寄付等が集まりやすい環境にあり、税制面でも優遇されていることから黙っていてもお金が集まってしまう環境にあるのですが、多くのお坊さんはこれを檀家やお参りをする人のために有効に役立てていることが多いのです。山道の整備やお墓の整備等は檀家の人たちのボランティアだけでは必ずしも維持できるものではありません。またお寺も美しく整備された状態でなければご利益がないと考えるため、大規模な修理の場合には寄付を募ることもあるのですが、普段の細かな修理などは自らの資産で行っていると言う人も多いのです。
さらに仏様が鎮座する建物でもあることから、仏門の道理に従って修復を行わなければいけないため、多額の費用がかかることも多くなっています。檀家やお参りをする人たちも快く訪れてもらい、またご利益を信じてもらえるように美しい状態にしておくことにお金をかけていると言うところが少なくありません。そのため収入も多いけれど脂質も多いと言うのがお寺の特徴となっているのが一般的です。ほとんどのお寺ではこのようなお金の使い方がされており、様々な情報を総合すると収入が非常に多く、裕福な生活をしていると思う人も多いのですが、実際には自分の手元に残るお金がほとんどなく、檀家やお参りする人のために費やされているケースが非常に多いのも特徴です。
自分の為に使えない
お寺の維持はきちんと行うと非常にお金がかかるものであり、中には常に赤字の状態で寄付やお布施に頼っていると言うところも少なくありません。しかし仏の世界は一般とは異なり、常に最高のものでなければ意味がないと言う考え方が根強いため、お寺を立派に直すことも非常に多くなっています。一般の感覚ではお寺を直すと儲かっているのだと言う錯覚を持ってしまうものですが、その中には多額の借金をして檀家やお参りをする人のために整備をしていると言う場合も少なくありません。そのため、宗教法人で税制面に於いて優遇され、また寄付やお布施などで非常に儲かっていると思われがちなお坊さんですが、実際にはそのお金はほとんど自らのためには使っていないことが多いのです。
